健康・看護

神経痛入門【神経痛の症状の理解】鍼灸師なりたての先生必見!

こんにちはきちです!

今回は多くの鍼灸師が苦手であったり理解が浅い神経痛についてお話していきます。

私は毎月30名ほどの神経痛患者様の治療をしています。症状としては坐骨神経痛、頚椎ヘルニア、腰椎ヘルニア、胸郭出口症候群などがメインになります。

おそらく多くの先生方もそうだと思いますが、私も鍼灸師になりたての頃は神経痛が苦手で仕方ありませんでした。何が原因か?そもそもこれは神経痛の症状なのか?そんなことが曖昧のまま現場立ち続け神経痛恐怖症レベルでした…

今回のブログはそんな「神経痛ってよくわからない」「この症状は神経痛なの?」「下肢ウラがシビレたらとりあえず坐骨神経痛でしょ?」といった方たちが「なるほど!これが神経痛なのね!」「あの患者さん神経痛かもしれない!」といった状態になる内容です^ ^

ぜひ最後まで読んでみてください。

神経痛とは

神経とは脳からの電気信号を身体の各部位に送るための線路のような役割をしています。しかしこの神経は圧迫や慢性的な刺激に弱く、脳からの信号が正常に送れなくなると神経痛(神経症状)を引き起こします。

神経は大きく分けて2種類に分かれます。

中枢神経

脳と脊髄のことです。これらは私達鍼灸師はほとんどアプローチすることはない分野です。整形外科や脳神経外科の先生たちの畑になります。

末梢神経

こちらは脳神経脊髄神経自律神経の3つに分かれます。今回お話するのはこの中の脊髄神経がメインになります。脊髄神経を理解できると現場での神経症状に対するイメージが格段に上がります!

顔面神経麻痺や三叉神経痛は脳神経の問題で、自律神経失調症は自律神経の問題です。こちらもまた解説しますね(^O^)/

神経痛の症状とは

多くの脊髄神経には感覚枝と運動枝の2つが存在します。神経痛の症状はこの感覚神経の障害と運動神経の障害に分かれます。そして感覚枝と運動枝が傷害された時の症状の現れ方が変わります。

感覚神経障害

感覚神経障害はいわゆる「シビレ」というものになります。「神経痛=シビレ」といったイメージを多くの方が持っていると思います。特に医療人で無い方がほとんどがこのイメージだと普段の現場を通して感じます。

また現場でよく表現されるのが「皮が1枚かぶっている感じ」「左右で触られた時の感覚が違う」といったものです。

その名のとおり感覚がなにかおかしい状態が感覚神経障害になります。

運動神経障害

運動神経障害は筋肉の機能に異常が起こっている状態です。「力が入りにくい」「ダルさを感じる」「脱力感がある」といった表現になります。よくドライヤーで髪を乾かしていると腕がだるくなってきて下ろしたくなるといったものもこの運動障害に含まれます。

つまり「動かす」ことに対して異常が起こっている状態です。

神経痛の症状の現れ方

脊髄神経障害では神経根がやられる場合と、その先の神経の枝が締め付けられる絞扼神経障害の2つのパターンが存在します。

神経根症状

神経根は脊髄から背骨の椎間を通って出てきたすぐの場所をいいます。ヘルニアや骨棘などでこの神経根が圧迫されると決まったある部位に症状が出ます。この症状の出る部位がデルマトームやミオトームで表されています。

絞扼神経障害

絞扼神経障害は背骨から出て首や上肢、腰や下肢に行き渡る際に筋肉や靭帯で圧迫されて起こるものです。この時圧迫された先で全体的に症状が出ます。

絞扼神経障害では圧迫されている部位を叩いたりするとその先で症状が現れるチネル徴候という検査法があります。これを活用するとどこが絞扼部位かわかりやすくなります。

梨状筋症候群や胸郭出口症候群などは絞扼神経障害の代表例ですね。それぞれの疾患名に対しては後日具体的にお話していきます!

まとめ

今回は簡単に神経痛の症状と、その症状の現れ方についてお話しました。まずは今回の内容をしっかりと理解しましょう。それだけで感覚枝か運動枝かどちらの症状か?それともどちらも起こっているか?そこが判断できます。そして原因はどこになるのか?がイメージが出来ると思います!

ここで!神経痛を克服するためにまずやることを2つお伝えします。

  • デルマトーム・ミオトームを覚える
  • 脊髄神経の走行(特に腕神経叢・仙骨神経叢)を覚える

この2つを覚えてみてください。

次回からは神経痛を発症する具体的な疾患名についてお伝えしていこうと思います!

今日もありがとうございました(^^)